はじめまして
いつもありがとう!

理加せんせいの子育てコラム

おざわ幼稚園副園長の小澤理加です。
2人の子どもを育てた自分の経験をもとに、毎月子育てコラムを掲載します。

2017年02月

毎日の送り迎えを ありがとう

理加せんせい

「 おいしいお弁当を ありがとう
  毎日の送り迎えを ありがとう」
卒園式の練習の中で、この言葉が聞こえてくると、格別な思いが幼稚園に溢れます。
「送り迎えを ありがとう」
 最初に思い浮かぶのは、お母さんのレインコートから大量に流れ落ちる雨のしずくです。
暑さの夏も、冷たい雨の日も、北風吹きすさぶ日も…、季節ごとの送迎時の姿が次々と浮かんできます。
 子ども達の知っている言葉の数はまだまだ少なく、改めて伝えることができるのは、ほんの少しの単語ですが、その中にはたくさんの思いが詰まっています。
覚えていますよ。ほっぺを真っ赤にして、子どもよりも大汗をかいて、髪の毛も乱れて…。
昼寝中の下の子を肩に抱きかかえてお迎えに来てくださった方や、前に赤ちゃんをだっこし、後ろに上の子をおんぶしていた方もいらっしゃいましたね。さぞ重かったことでしょう。
夜勤明けで、一番眠たい時間にお迎えに来てくださっていた方もいらっしゃいました。
他にも、みなさんそれぞれ大変なこともたくさんあったことと思いますが、いつも笑顔で、送り迎えをしてくださいました。皆様、本当にお疲れ様でした。
 そして、ありがとうございました。子ども達と共に感謝申し上げます。
 
 4月から、みんなで一緒に考え、お互いに助け合い、子ども同士でも成長しあうことができました。お父さん・お母さん先生でも、たくさんの方に幼稚園生活を経験していただき、子ども達の成長の様子を実際に見て経験していただくことができました。子ども達の成長は、一直線では無いこと。ジグザグで、行ったり来たり…。迷ったり、戻ったり…。

共同作品づくりの活動真っ最中の時期に、お母さん先生として参加してくださった方が、作品展で出来上がった共同作品を見て、
「あの時、みんなで『ああでもない、こうでもない』ともめていたので、どうなるのかと思っていたけれど、こういうふうに完成したんだ。なるほど。」
と、感心して作品を見てくださったということを聞き、とても嬉しくなりました。
 実はこの時、年長のこのクラスは、着ていたスモックも、その下の体操着もみんな全身絵の具だらけで、べとべとでした。クラスの床に敷いたブルーシートの上には絵の具の水たまりができていて、昼近くにみんな大わらわでぞうきん掛けをしていました。
 でも、なんて素敵な笑顔でしょう。(担任は、苦笑いでしたが)
「すごいね。みんな。」
と声を掛けると、
「うん、絵の具、たくさん塗ったんだ!!」
と、雑巾片手に満足そうな子ども達。自分達でいろいろと考えて取り組んだ末の姿なんだと、実感できました。翌日は、そのことから学び、スモックとパンツで取り組む様子がありましたが、それも学びですね。(笑)したいこととできることには、まだまだギャップがありますが、
出来上がった作品を見て、子ども達は十分に達成感を味わうことができたことでしょう。
子ども達のことを思うあまり、何でも先に先にと心配し、失敗する前に止めてしまったり、安全な道を行かせたくなるのが私達大人ですが、これからもこうして紆余曲折しながら成長していくことこそ大事なのだと思っています。