はじめまして
いつもありがとう!

理加せんせいの子育てコラム

おざわ幼稚園副園長の小澤理加です。
2人の子どもを育てた自分の経験をもとに、毎月子育てコラムを掲載します。

2017年07月

ことばの魔法

理加せんせい

むかーし昔の話です。
姪が園児の頃、お母さん(私の妹)が、誕生日にスカートをつくってプレゼントしました。
けれども、娘は、
「こんなスカートいらない! 好きじゃないもん。」
と一蹴。
…心を込めて一生懸命つくったスカートは、隅っこに追いやられてしまいました。
妹はがっかり。こんな時、皆さんならどうしますか?
 その話を聞いた伯母(私)は、姪に手紙をかくことにしました。
「わあ、いいな。ママにスカートつくってもらったの? それは、世界にひとつだけの魔法の スカートだね。何色? どんなスカート? 今度、見せてね!」
こんな感じです。魔法・妖怪好きの姪は「魔法」に食いつき、その日からそれは、「お気に入り」のスカートになりました。めでたし、めでたし。
それから随分長い間、私から姪への手紙やカードには、「魔女より」とかき添えていました。(笑)
このように、面白そうな言葉に変えてみると、案外興味を持ってくれたり、気持ちを切り替えられたりすることがあるものですね。言葉には、不思議な力がありますが、プラス効果の言葉もあれば、逆にマイナスに働いてしまう言葉もあります。
園児どうしのかかわりの中で、誰かの発した一言に傷ついたり、悲しい気持ちになったりする様子があって対応することもありますが、「お兄ちゃんの真似をしたかった」など、案外その言葉には深い意味は無いこともあるので、「○ちゃんが嫌いで言ったのではない」ことを、しっかり伝達するようにしています。
 「うちの子は、絵本に興味がない。」
それは、自分の好きな絵本に出会えていないだけかもしれませんね。図書館には、様々なジャンルの素敵な本や図鑑がありますよ。夏休みに涼みがてら行ってみるのもいいですね。
また、 「うちの子は、部屋で遊ぶのが好きだから外へ行かない。」のように、大人が決めつけてしまうこともありますね。本当にそうでしょうか。今したい遊びが、室内の内容だっただけかもしれませんし、外遊びの面白さをまだ十分に味わえていないということかもしれません。
今、園では、水びたし・砂だらけになって、子ども達にその楽しさを伝えているところです。

時々、思わず笑ってしまうかわいいメモ(朝の連絡)も園に届きます。
「おでこに赤く内出血のような跡がついているけれど、それは昨日、兄弟で吸盤で遊んでついた跡なので、ご心配なく。」というような内容です。お兄ちゃんと、いたずら気分でふざけながら楽しく遊んだのだろうなと想像すると、思わず笑みがこぼれます。なんと楽しい兄弟の触れ合いでしょう。
 子ども達は、本来「おふざけ」や「いたずら」が大好き!
クラスや園の新しい環境に慣れた今、先生や友達に「こんなこと・あんなこと」を言ったりしかけたりして、反応を楽しんでいる子を見かけます。そんな気分の時には、とても盛り上がり、一緒に楽しんだ人との距離がぐっと縮まるものですね。
「いたずら禁止!」と厳しくしつけていらっしゃる場合もありますが、メリハリやけじめが大切なのではないかと思います。いつならいいのか、してはいけない時はどんな時か、経験しながら判断力も身についてきます。時々は、おつきあいしてあげてくださいね。
あの手この手を使って、子ども達とのかかわりをお楽しみください。