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理加せんせいの子育てコラム

おざわ幼稚園副園長の小澤理加です。
2人の子どもを育てた自分の経験をもとに、毎月子育てコラムを掲載します。

2021年07月

友達との育ちあい

理加せんせい

「今日は誰と遊んだかな…?」
ご家族が知りたいところ、心配なことの一つはこれではないでしょうか。
もちろん、一人遊びもあっていいし、楽しいものですが。
「せっかく幼稚園に入園したのだから、友達と楽しく遊んでほしい。」
と、どの方も願っていることだと思います。
 そうなるには、様々な葛藤が生まれるため、個人差はありますが、時間が必要です。
同じ遊びを共有しようとすると、お互いの意見がぶつかって、ケンカに発展してしまったり、
「いじわるされた」と感じてしまったりする子もいます。
「友達の思いに気づく」→「自分の思いを伝える」→「折り合いを付ける(受け入れたり主張したり)」このような段階を踏んで、ようやく仲よく遊べるようになってきます。
 雨の日のホールで、磁石ブロックで遊んでいる子ども達。
年少児は、同じ形を集め始めています。3角形、4角形、5角形…。
当然あっという間に、足りなくなりました。どうするのかな?
たくさん集めていた年少児に、他の子が、「か~し~て」と伝えています。
今までのこの子なら、「だ~め~よ!」と言うのだろうな…どうしようかな。
「たくさん集めたんだね~。たくさんあるね。お友達も使いたいって、どうしようか。」
と、言ってみました。自分のブロックをじっと見て考えてから、
「いいよ。」
と、分けてくれたのです。あ、できた!!
「すごいね。貸してくれてありがとう、やさしいね。おともだちもにこにこしてるね。」
いろいろ実況中継してみました。すると、その子も下を向きながらニコニコ顔に。
その後も、周りの子ども達と何度かやりとりしながら、気持ちよく遊ぶことができました。
入園してから3か月分の成長です!
 また、急に暑くなった園庭での「七夕」で、この子は「暑い…」とつぶやいていましたが、
「暑いの がまんだよ。」
と、同じクラスの友達に後ろから声を掛けられ、みんなと一緒に我慢して最後まで参加することができました。効果抜群です!
先生が同じことを言っても、甘えてしまうところですが、友達の力は本当に大きいですね。
 大人は案外、子どもの言うことを受け入れてしまうことが多いものです。
それもあってか、大人に対するように自分の思いを通そうとして、友達が困っていることに気付かない場合もあります。「え、そんなこと…」と思ってしまうような些細なことでも、初めて壁にぶつかった子ども達には大問題です。
「その気持ちを、先生と一緒に友達に伝えてみよう!」
と行動し、また次の時に壁にぶつかったり、もめたりして…そういう繰り返しがあってこそ、周りの人とかかわる力が育っていくのですね。

誕生会で予定していたお話パネルを、別日にホールで2クラスずつ観劇した年中組。
他の学年も、いろいろと計画したり工夫したりして活動しています。
制限の多いもどかしさを、違った形の楽しい遊びに転換しながら、今後も子ども達と楽しく過ごして行きたいと思います。例年と違って制限の多い中での夏休み、ご家庭でもいつもとは違う形の楽しい過ごし方を模索してみてくださいね。