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理加せんせいの子育てコラム

おざわ幼稚園副園長の小澤理加です。
2人の子どもを育てた自分の経験をもとに、毎月子育てコラムを掲載します。

2016年06月

一緒に 楽しむ

理加せんせい

雨のたくさん降った日、園庭で遊べなかった園児達が、手持ちぶさたにしていたので、何となくおしゃべりしていました。「お母さんができること」について話していたのですが、
「楽器が吹ける」「洋服をつくれる」…といろいろ出てきたので、
「それじゃあ、○君もお母さんみたいに楽器が吹ける人になりたいのかな?」
と聞いてみると、
「大工さん!」
と即座に元気な返事が返ってきました。なりたいものがはっきりしているのは素敵ですね。
その会話の続きをみなさんにもちょっとおすそわけ。

 男児 「幼稚園がぼろくなったら、つくってあげる。…(しばらく考えてから)…
    きれいで、遊具がいっぱいある幼稚園だよ。みんながやったことない遊具、
    つくってあげる。」
 私 「すごいね!」
 男児(実演しながら)「鉛筆耳に挟んで、はちまきするの。木の板を足で押さえて、
    のこぎりやるの。」
 近くにいた先生「素敵!先生の家はマンションだから、一戸建てがいいな。先生の
    家もつくってくれる?」
 男児「うん、3階建て。トイレも3個、露天風呂付き。(少し考えて…)夕焼けが
    見えてきれいだよ。車に乗って、長野県につくってあげる。」

 どうやら、長野県の露天風呂に入ったことが、いい思い出として頭に浮かんだのでしょうね。
「みんながやったことがない遊具」
こんな言葉も、様々な遊具で遊んでいるうちに、「もっと面白い遊具ないかなあ、あったらいいな」と思っていたのでしょう。家庭や園での様々な経験が、子ども達の想像力を膨らませ、心も体も成長していきます。大切なことは、共感することです。特別なことは何もいりません。
子どもと共に、驚いたり、感心したり、楽しいと思ったりしてくださいね。

 先日園長が見つけた幼虫が、太い青虫になり、サナギになり、刻々と様子を変えながら、
今週とうとうアゲハチョウになりました。鳥の糞のような模様だった小さな幼虫の時から観ていた年中組に持って行くと、「わあっ」と観察ケースをすきまなく囲むように、子ども達が集まってきました。虫好きな年長児も「すげえ」と言いながらついてきました。
子ども達の目は、パタパタはばたくアゲハチョウに興味津々。
「この水は何?」
「おしっこしたんじゃない?」
と、いろいろなことに気付きます。アゲハチョウの誕生の喜びをみんなで共感できたことが、何より豊かな経験になったのではないかと思います。

「○○ができるようになった」というような目に見えることと、「想像力」「感性」のような目に見えないことがバランスよく成長していくよう、幼稚園を豊かな経験ができる場にしていきたいと思います。夏場は、園児の時期だからこそできる「砂遊び・水遊び」で、体中びしょびしょになったり、砂だらけになったりしながら、遊び込むことができるようにしていきたいと思います。