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理加せんせいの子育てコラム

おざわ幼稚園副園長の小澤理加です。
2人の子どもを育てた自分の経験をもとに、毎月子育てコラムを掲載します。

2021年06月

たのしい!

理加せんせい

梅雨の時期は、ホールで遊ぶことが増えます。
正方形のソフトマットやソフト平均台を一列に並べて遊んでいますが、それだけを置いた時より、そこにプラスチック製の不安定な「飛び石」を加えたとたんに、並んでいる子の数が増えていました。隣の列では、巧技台(組み合わせ自由な遊具)に滑り台が付くと、たくさんの子が列に加わります。時々、滑り台の上まで登った子と先生がじゃんけんをしていると、また列が長くなります。
大人にはありきたりの「じゃんけん」も、子ども達にとっては新鮮な「勝負」です。
だから、何度も何度も繰り返して楽しんでいるのです。
ちょっとした「チャレンジ」や「新鮮味」が加わることが面白いのですね。
ホールの端から端まで、ひたすら走ることを繰り返している子もいました。年少児も年長児も。
 さらに、端の方では、年長児がホールの壁に向かってぴょんぴょんジャンプしていました。
ふと、昔のスポーツテストを思い出して、垂直跳びのように指先の位置を押さえ、そこからどれだけジャンプできたか測ってみました。
「○ちゃん、ほら、こんなにジャンプできたね!」
と言うと、隣で見ていた年少児が「ぼくも!」とジャンプし始めました。
「ここまで跳べたね!」と手で示すと、隣で見ていた年中児も…どんどん増えていきました。
そして、「せんせい、たのしい!」と言うのです。
初めてやってみたこと、知らなかったこと、少し難しくなったこと、どれもが楽しいのです。何でもやってみたいし、大人にとってはちょっとしたことでも、子ども達にとってはおもしろいのですね。
 ご家庭でも、何にもすることが見つからず、ひまそうにしている子どもの姿を目にしたら、したことのないこと、目新しいことをさせてあげてください。
例えば、食事の準備中なら、「卵を割る」「砂糖を大さじで測って入れる」「味噌汁の味噌を溶く」「粉をこねる」など、何でもいいのです。きっと楽しそうに手伝ってくれることでしょう。
 私は、2歳の孫と遊ぶ時に、キッチン道具を多用しています。ペットボトルのキャップをいくつか入れたボウルと泡たて器で「まぜまぜ」を楽しんでいたら、出掛けた先の家でもキッチンに入り込みたがった…ということになってしまいましたので、あしからず(笑)

でも、なんと言っても一番楽しいのは、水遊び、砂遊び!
雨が上がった園庭には、水たまりがいくつもできていて、そこには、それぞれ楽しそうに遊ぶ子ども達がいました。水をシャベルですくって運ぶ子、砂を何度も運んできては水たまりを埋めることに専念している子、砂場のままごと道具を運んできて、コーヒー色のドロドロの泥水で料理を始める子…様々です。
このように、夢中になって遊ぶことが子ども達を大きく成長させるのです。
心の安定も図れます。
工夫してたくさん考えるので、脳の発達にも役立ちます。
たくさん遊ぶことで夜もぐっすり眠ることができます。
「楽しい」と思うことは、一人一人それぞれ違いますが、幅広く遊び、どの子も自分の「楽しい!」を見つけることができるといいなと思います。そのために、園でも、様々な遊びや活動をしていきたいと思います。