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理加せんせいの子育てコラム

おざわ幼稚園副園長の小澤理加です。
2人の子どもを育てた自分の経験をもとに、毎月子育てコラムを掲載します。

2017年10月

思い出の印象風景

理加せんせい

(農園のひまわりの花が)「これじゃあ、『こんにちは』じゃなくて『ごめんなさい』だね。」
種が重くなり、垂れ下がってきてしまったひまわりを見て、園児がお母さんにつぶやいたそうです。とうとう収穫です!思ったよりたくさんの種がとれました!
 園庭で遊ぶ子ども達にも手伝ってもらい、種を花から外してバラバラにしました。
こんな何気ない作業ですが、普段と違うことを幼稚園時代の印象風景として、いつかふと思い出してくれたりしたら、最高です。
来年この種が使えたら、また畑に蒔いてみたいなと思っています。
庭に蒔いてみたい方やハムスターや鳥の餌用にほしい方も、どうぞ職員室にお声かけください。
売るほどありますから、遠慮せずどうぞ(笑)。

さて、今回は、こんな思い出についてお話したいと思います。
私には、父とのお気に入りの思い出があります。
それは、小学五年生の時のこと。
その頃お話づくりにはまっていた私が、旅先で見た長良川の鵜飼いを題材にした「クーの一生」というお話をつくって父に見せると、「ふむふむ」という感じで、
「お父さんだったら、こんな感じかなあ。」
と、同じ題材で即席にお話をつくってくれたのです。
無口な父との文を通しての会話。
後日、父に「こんなことあったね。」と話すと、「そうだっけ。」とすっかり忘れていましたが…。
お話づくりに、こんな別の楽しみ方があるのかと驚いた出来事でした。

 印象に残る思い出は、特別な日やどこかへ行ったことだけでなく、日常の中でなんだか楽しかった、いつもと違ったことが心に残っていくのだと思います。
みなさんにも、思い当たることが浮かんできませんか。
 子ども達は、今、たくさんの経験を積み重ねているところです。いつも平らではなく、山あり谷ありの毎日です。それでいいのです。それがいいのです。
毎日、自分なりの楽しみを見つけて遊ぶ子ども達を見習って、大人の私達も楽しくなることを子どもと一緒にしてみましょう。
何だっていいのです。押し入れでかくれんぼしたり、お風呂で泡だらけになったり、いつもと違う道を通って買い物に行ったり…少しだけ違うことをするだけで、わくわくして子ども達の目は輝いてくるはずです。
 日曜日、駅までの道を歩いていると、子ども達が3人で顔をつきあわせて穴を掘っているところでした。真剣な顔をしながら、掘っている子ども達を見ていて、自分の子ども時代のこと(私もよく穴掘りしたっけ)をふと思い出したのでした。

運動会という行事を経験したことで、生活にメリハリができ、ぐんと落ち着いた子ども達。年長組で、運動会の思い出の絵をかいている時、あまりに静かで、担任が「こちらから声を掛けたくなってしまうほど」集中する様子があったそうです。
 今度は、お遊戯会に向けた表現活動が始まります。毎日の子ども達の遊びも大切にしながら、またひとつすてきな思い出ができるといいなと思っています。