2人の子どもを育てた自分の経験をもとに、毎月子育てコラムを掲載します。
2024年4月
自分から
「今日は、寒いですねー!」
「風邪治った?よかったね!」「下の子、寝ちゃったの?」
登園時に、普段何気なく交わされている保護者の会話です。
何気なく聞いていますが、ここまで来るにはいろいろな経緯がありました。
コロナ感染症対策期間に、会話や接触を最小限に抑えてきた皆様です。昨年5月に5類に移行したからといって、なかなか元通りに戻るものではありません。
誰もが周りの人と話すことに、少し抵抗を感じてしまうのも無理のないことですよね。
なんだか、話し方や関わり方を忘れてしまいそうでしたね。
園でも、ようやくこのような会話を自然に耳にするようになり、ホッとしています。
でも、初めて園に子どもを送り出す方は、当然「誰に話しかけようか」「どんな時に話せばいいのか」「仲良くなれるか」など、いろいろ考えてドキドキしていることでしょう。
先生達だって、実はみんな同じなんですよ。だから心配いりません。
いつ?
送迎中や門であいさつし終わった時など、チャンスですね。バス停で待っている時も、 話し掛けやすいかもしれません。
どんな話?
他愛のないことでいいのです。
天気の話なら、きっかけづくりにもってこいです。
「雨で濡れて大変!」「晴れてるから暑い」
「曇っていて、洗濯物が乾かない…」「風が強くて、自転車が前に進まない」
いつでも、どんな天気でも使えますね。
そして、子ども達の話も。
「ご飯を食べない」「夜早く寝ない」「マイブームは○○」…
子ども達は、新しい環境に一歩を踏み出しました。
新入園児は、「家庭から社会へ」、大きな大きな一歩を。
進級児は、友達や先生が変わったり保育室の場所が変わったりの「新しい」一歩を。
保護者の皆様も、自分から誰かに話しかけてみましょう。
学年もクラスも関係ありません。周りに黄色い体操着の人を見つけたらチャンス!
同じ幼稚園を選んだ、おざわ幼稚園がいいと思ってくださった仲間です。
同じ道を歩いているとか、公園で見かけたとか…そんな理由でいいのです。
そして、それが同じ色の帽子を被っていたら、ラッキーチャンス!! 同じクラスですね。
そして、話しかけられた方も笑顔で応えましょう。自分から話しかけるのが苦手な方は、特にその時間を大切にしましょう。
いつもではなくていいのです。気が向いた時に、保護者同士が関わり合えたら、ほっこりした時間が流れると思うのです。私も、話しかけられたことで、その一日が楽しい日に変わったことがよくあります。さあ、今日から始めましょう。