本文へ移動

2024年1月

おざわ幼稚園副園長の小澤理加です。
2人の子どもを育てた自分の経験をもとに、毎月子育てコラムを掲載します。

2024年1月

踊りながら、歌いながら、楽しむ!

「○○ちゃん、踊れるようになったんです!!よかった…。本番では(恥ずかしさから)踊れないかもしれないけど、(今日は)楽しそうでした。」

「昨日、○○組の練習観て、泣いちゃいました。」

「あー、今日やるクラス全部観たい!何時から?」

 「○ちゃん、熱出ちゃいました。今日からお休みなんです…。あんなに頑張って踊ってたのに。  出られるかな…間に合うかな…。」

これは、お遊戯会前日までの先生達の会話です。

先生達の心も、お遊戯会に向けて大きく動いていることが分かりますね。

 

   「子ども達は?」というと…。

毎年見られる光景なのに、なんとなく昨年度までと違って見えました。

何が違うのだろうとか考えて…ようやく気が付きました。

みんなが踊りながら歌っているのです!!

曲に合わせて踊っていくうちに、自然に口からあふれ出すという感じです。歌う顔もセリフを言う顔もみんな笑顔、笑顔…。安心感の中、みんな伸び伸びと楽しそうにお遊戯しています。

こうでなくっちゃ!

 

 お遊戯会は、踊りや演技を通して表現することを楽しむために実施するものです。

マスク着用、触れ合い禁止の中では到底味わうことができない楽しさです。

昨年までも、できる範囲で楽しさを味わうための努力を続けてきましたが、子ども本来が持っている「動きたい欲求」や「歌いたい欲求」が、今年は特に十分満たされているなと心から嬉しく思いました。

   本番の子ども達は言うまでもありませんが、それまでの積み重ねで、どの子も踊る楽しさを味わうことができたのではないかと思います。

 繰り返しお伝えしていますが、

「当日だけがお遊戯会ではありません。」

体調不良でやむなくお休みした子も、園内でそれまでたくさんの「お客さんごっこ」(お互いに見せ合うこと)をしながら、演じる楽しさや友達の演技を観る楽しさを十分経験していますので、ご安心ください。

 お遊戯会が終わっても、まだ園内ではたくさんの曲が流れ、様々な役になりきって踊っていましたよ。自分達が楽しいと思うことは、自然に継続していくのですね。

 

   今まで、たくさんのご理解ご協力をありがとうございました。

ご家庭での働きかけや環境づくりが、どれだけ子ども達に影響するかよく分かりました。

応援していただいたことに心から感謝しています。

 明日から冬休みが始まります。

一年の締めくくりとなるこの時期、冬という季節柄、家にいることも多いのではないかと思います。音楽や物語を楽しむチャンスです!

様々な形で触れ合ってみてくださいね。 
TOPへ戻る