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2024年7月

おざわ幼稚園副園長の小澤理加です。
2人の子どもを育てた自分の経験をもとに、毎月子育てコラムを掲載します。

2024年7月

砂で遊ぶ

はだし保育が始まり、なんとも楽しそうに遊んでいる子ども達です。
先日、2山分の川砂を園庭に入れました。入れたてふわふわの砂は気持ちがいいものです。
その砂山の感触が気持ちよかったのでしょう。
集まってきて楽しそうに遊んでいる子ども達が徐々に増えてきました。
砂山のてっぺんに登ってみたり、膝→太もも→腰…と砂を掛けたり、埋めたり…気付くと、
体半分埋まっているのは年長児達です。
 これが、本園の一番の良さ。砂で遊び慣れた子ども達の開放感満載の姿です。
後には、洗った黄色い体操着が2階のベランダにズラリと干してありました。
 
「今日も、たくさん遊んだね!」
と、泥はねの体操着を指さして笑ってくださった保護者と、
「ほんとだね~」
とそれを笑顔で共有してくださっていた皆様に感謝。
そして、足拭きマットを提供してくださった愛情たっぷりの保護者の皆様にも感謝です。
本当にありがとうございます。(バスタオルが古くなったら、いつでも1枚でも受け付けていますので、引き続きご協力をお願いします。)
 余談ですが、園の2台の洗濯機は、足拭きマットや体操着の洗濯で毎日大忙しです。
詰め込みすぎもあってか、脱水できなくなって何度か修理しながら使っているんですよ。
 
   年中・年少児達も、この2か月でずいぶん成長しました。
年中児が、朝、自分のカバンを片付けてから、「あとひとつしかない。」
と、わざわざ2階から降りて言いにきました。
私は、最後のバスから降車してくる園児と関わっていたのですが、その子が再び、
「あと2人だよ。」
と言うのです。何が一つで何が2人かはよく分かりません。
何があと一つか教えてと聞いてみると、「シール」と言うのです。出席ノートのシールのことでした。
それは大変!と保育室に行って聞いてみると、これから登園してくる子はあと2人だそうで、確かに机の上にはシールがあと1枚しかありませんでした。よく見ると、床に一枚落ちていました。みんなでほっとひと安心。
 担任と共にその子の成長を喜びました。
ことりくらぶの時は、泣いて窓際のカーテンに隠れていたっけ。
年少に入園後も、自分から話しかけてくることはまずない人見知りだったのに。
その子が友達が困ると思って、自分からわざわざ先生に伝えに来てくれたのですから。じわじわと湧いてくるうれしさを、この仕事の醍醐味を、また味わうことができました。
 
 年少組の空気も、すっかり変わりました。
泣き声やざわつきがほとんど聞こえなくなり、静かに、落ち着いて先生の話を聞いている様子も増えてきました。一人一人を見ると、まだまだ伸びしろのある子ども達です。
園と家庭で連携しながら一緒に子育てしていきましょう。
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